週刊「スタジオ翁」ニュースレター vol.94

このニュースレターは音楽制作からリリースまでを個人で完結させる、次世代の音楽クリエイターに向けて書いています。

プロに限らず、誰もが音楽を作れる時代になり、AIや最新のテクノロジーを活用することで、本来ならエンジニアに任せるような仕事も個人で完結できるようになりました。

あなたがプロを目指している音楽家であれ、これから音楽を仕事にしたいクリエイターであれ、AI等を活用した次世代の音楽制作、時代に合った新しいリリースの方法を模索しているならきっと参考になるはず。

目次

  1. 近況

  2. 作曲とミキシングのアイデア帳

  3. 今週の音楽ニュース

  4. ブログ更新のお知らせ

  5. サービス・書籍のご紹介

📝近況

ここでは、最近取り組んでいる音に関すること、仕事のこと、音楽制作のことについて書いていきます。

先週はNAMM Showがありましたね。

毎年現地に行かれているロックオンカンパニーのブログの更新が早いので、ちょくちょく見ていました。

今年気になったのは、Lynxの新しいオーディオインターフェースとKSD Linemasterというマスタリングモニタースピーカーです。

今持っているAntelope Orion 2017というオーディオインターフェースは、低音の迫力こそ優れているものの、全体的な音質面では、Antelopeの新製品Zen Quadroに完全に負けてしまっています。何せDACチップに、Antelopeの上位機種Galaxyと同じものを積んでいますからね。

Orion 2017は30万円くらいしたのですが、10万円のZen Quadroが音質面で遥かに優れてるってどういう状況なんでしょう…

そんなわけで新しいオーディオインターフェースとしてLynx AuroraやHilo2も候補だったのですが、円安の影響もあって結構値段が高いので、今回Mesaという小型オーディオインターフェースが出たことにより、こちらも候補に入ってきました。どんな音がするのか早く聴いてみたいです。

KSDのスピーカーは、独自の FPGA プラットフォームに基づく、完全にアクティブなデジタル制御システムが搭載されているらしく、これがどのように音質に影響を与えているのかはまだ定かではありませんが、NAMMの記事などを見る限りとても興味深いスピーカーだと思いました。

他にもいくつか面白そうな製品はありましたが、皆さんはどのような製品が気になったでしょうか?気になった方は、海外ブログや国内楽器店のレポートなどを見てみると面白いですよ。

📘作曲とミキシングのアイデア帳

作曲やミキシングが上達する動画・記事・アイデア・最新のAIプラグインやAI作曲ツールをご紹介します。

初心者向けのAbletonショートカットが一挙にまとまった動画を見つけました。

「何か知らないショートカットあるかなー」と思って観てみたのですが、すごく基本的なショートカットだったので、全部めちゃくちゃ使ってました。

よくみたら初心者向けって書いてありますね。

Abletonユーザーは、逆にこの動画で紹介されているショートカットを使っていないと、すごく損してる可能性があります。

ショートカットは使っていれば自然に覚えられるので、「覚えるの面倒だなー」と今まで勉強してこなかった人は、この際、一気に覚えてしまうと良いでしょう。

📰 今週の音楽ニュース

毎週、世界中から厳選した音楽ニュースをお届けします。

🖊️ブログ更新のお知らせ

🎧サービス・書籍のご紹介

<有料note>

<著書>

作曲AIに関する書籍を出版しました。

アイデアの出し方から作曲、アートワーク制作に至るまで、音楽制作からリリースまでの一連の流れにAIをフル活用する方法を解説しています。Kindle Unlimitedで読めるので、気になった方はチェックしてみてください。

<Suno AI、Udio用プロンプト生成ツール>

ChatGPTで使える、プロンプト生成ツールを作りました。

使い方は簡単。自分の好きなアーティスト名を入力するだけで、そのアーティストの特徴を出力してくれます。それを、Suno AIやUdioなどのプロンプトとして入力することで、そのアーティストのテイストに近い音楽を、AI作曲ツールが生成してくれます。

プロンプト選びに悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。

週刊「スタジオ翁」ニュースレター版 vol.94

2025年1月31日発行

Blog: https://studio-okina.com/