週刊「スタジオ翁」ニュースレター vol.92

このニュースレターは音楽制作からリリースまでを個人で完結させる、次世代の音楽クリエイターに向けて書いています。

プロに限らず、誰もが音楽を作れる時代になり、AIや最新のテクノロジーを活用することで、本来ならエンジニアに任せるような仕事も個人で完結できるようになりました。

あなたがプロを目指している音楽家であれ、これから音楽を仕事にしたいクリエイターであれ、AI等を活用した次世代の音楽制作、時代に合った新しいリリースの方法を模索しているならきっと参考になるはず。

目次

  1. 近況

  2. 作曲とミキシングのアイデア帳

  3. 今週の音楽ニュース

  4. サービス・書籍のご紹介

📝近況

ここでは、最近取り組んでいる音に関すること、仕事のこと、音楽制作のことについて書いていきます。

素敵な動画を見つけました。

週末はこちらの曲で癒されようと思います。

さて、最近デモを試してるこちらのプラグインが素晴らしいです。

説明書も見ずに適当に使ってるのですが、かなり的確にマスターの濁った部分、Boxiness、Muddinessなどを取り除いてくれます。

ちなみにTechivationという新興メーカーについては、こちらの記事にもまとめています。

今作っている曲がMoog Matriarchというアナログシンセのみを使った曲なのですが、シンセをいくつも重ねていっているので中低域がかなりモコモコしてしまっていました。

Pro-Qを使って丁寧に取り除いていたのですが、うまくEQをかけないと、どうしても曲の美味しい部分も取り除かれてしまいます。

良いモニタースピーカーやヘッドフォンを使っていてもなかなか難しいところなのですが、M-Clarity 2を使うと、必要な帯域はしっかり残したまま不要な帯域を取り除くことができたので驚きました。

このEQが不要になってしまいました

曲にもよると思いますが、今回作っていた曲にはM-Clarity 2がバッチリハマりましたね。

AIが曲を解析して、その曲に最適な設定をしてくれるので、こちらがやることはほぼありません。

「OzoneやNeutronで同じことできないの?」と思われるかもしれませんが、中低域の濁りを取り除くことに関しては、その2つよりも性能が良いと僕は思いました。

今、セールで81%も割引しているので、気になっていた人は、買っておいて損ないと思います。

📘作曲とミキシングのアイデア帳

作曲やミキシングが上達する動画・記事・アイデア・最新のAIプラグインやAI作曲ツールをご紹介します。

対位法の基本的な概念を理解するのに最適な動画を見つけました。

対位法とはコード進行が主となる現代の作曲法とは違い、メロディに重きを置く作曲法です。

この動画では、独学で対位法を身につけるのは難しいと言われていますが、対位法の基本的な知識だけでも頭の片隅にあるだけでも、いつもよりちょっぴり豊かなメロディやハモリを作ることができるようになると思います。

僕も学校で音楽理論を学んだわけではないので詳しいことは分かりませんが、こういった考え方を少し知っていたことが、作曲に生きることもありました。動画は20分ほどしかないので、対位法をもっと知りたい方は、より詳しく解説されている動画で学ぶか、本で学ぶのが良いです。

ちなみに、本だとこちらがおすすめ。

この本はあまり難しい概念など出てこず、「強拍では3度か6度でハモらせよう!」みたいな分かりやすい内容なので、気になった方はこの本から始めてみるのが良いと思います。

エレクトロニックミュージックだとあまり役に立たないかもしれませんが、ポップスの作曲には役立つでしょうし、あとアンビエントを作る時にも使えます。

今は、音楽理論の知識がなくても音楽が作れる時代ですが、ちょっとでも知っておくと、作れる音楽の幅が広がって音楽制作がより楽しくなりますよ。

📰 今週の音楽ニュース

毎週、世界中から厳選した音楽ニュースをお届けします。

🎧サービス・書籍のご紹介

<著書>

作曲AIに関する書籍を出版しました。

アイデアの出し方から作曲、アートワーク制作に至るまで、音楽制作からリリースまでの一連の流れにAIをフル活用する方法を解説しています。Kindle Unlimitedでも読めるので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

<Suno AI、Udio用プロンプト生成ツール>

ChatGPTで使える、プロンプト生成ツールを作りました。

使い方は簡単。自分の好きなアーティスト名を入力するだけで、そのアーティストの特徴を出力してくれます。それを、Suno AIやUdioなどのプロンプトとして入力することで、そのアーティストのテイストに近い音楽を、AI作曲ツールが生成してくれます。

プロンプト選びに悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。

週刊「スタジオ翁」ニュースレター版 vol.92

2025年1月17日発行

Blog: https://studio-okina.com/

HP: isseykakuuchi.info