スタジオ翁のメルマガ vol.143

このメルマガは音楽制作からリリースまでを個人で完結させる、次世代の音楽クリエイターに向けて書いています。

プロに限らず、誰もが音楽を作れる時代になり、AIや最新のテクノロジーを活用することで、本来ならエンジニアに任せるような仕事も個人で完結できるようになりました。

あなたがプロを目指している音楽家であれ、これから音楽を仕事にしたいクリエイターであれ、AI等を活用した次世代の音楽制作、時代に合った新しいリリースの方法を模索しているならきっと参考になるはず。

目次

  1. お知らせ

  2. 近況

  3. 作曲とミキシングのアイデア帳

  4. 今週の音楽ニュース

  5. サービス・書籍のご紹介

📢お知らせ

先日、AI音楽制作講座の申し込み方法について問い合わせいただいたので、こちらにも回答を。

講座はノマドアカデミーという会員限定プラットフォームで開催されるのですが、ちょうど本日から2週間、新規の会員受付が始まるようです。(確か、年一回くらいの限定募集だったと思います)

「AI×音楽」をベースに、AI作曲の基礎や、ここ数年広がりを見せるウェルネス音楽へのAI作曲活用、音楽と自分の仕事を掛け合わせて付加価値を出すためのヒントなどをお伝えする予定です。

他にもご質問あれば、お気軽にご連絡くださいね。

📝近況

ここでは、最近取り組んでいる音に関すること、仕事のこと、音楽制作のことについて書いていきます。

最近、時間を見つけてシティポップの制作をしています。

これまでクラブミュージックやアンビエントの制作が多かったので、シティポップに関しては全くの素人。

というわけで、AIを積極的に活用して進めていくことにしました。

このプロジェクトを通して、全く知識のないジャンルの音楽を作りたいとなった時、どのようにAIを活用してアプローチしていけば良いのか、ロードマップ的なものを作れればいいなと思います。

まだ作り始めたばかりですが、今やってるのは、

  1. AIステム分離を使った楽曲分析

  2. Sunoを使ったラフスケッチやパーツ生成

  3. Splice AIを使ったサンプル選びや展開作り

この辺りです。

Sunoでステム分離すると音がイマイチなので、今は仮でAI生成のドラムを入れていますが、最終的にはKontaktで作り直すかもしれないです。

他の、AI生成の楽器パーツなども同様ですね。

AIと人間のハイブリッド作曲をするとなると、まだまだSunoは使いにくい部分が多いですが、ワーナーと提携したこともあり、積極的に投資も受けていることから近々大きなアップデートがあるのではないかと期待しています。

今年は「AIと人間のハイブリッド作曲」が、個人的に大きなテーマになる予感がします。

📘作曲とミキシングのアイデア帳

作曲やミキシングが上達する動画・記事・アイデア・最新のAIプラグインやAI作曲ツールをご紹介します。

最高の「AIステム分離ツール」が判明

MusicRadarから有益な記事が出ていました。

ステム分離ツールはいくつも世に出ていますが、

  • どのツールの性能が高いのか

  • どれが、どの楽器の分離に強いのか

など、いつか比較テストをしてみたいと思っていたものの、なかなかできていませんでした。

そのあたりをMusicRadarが丁寧に分析し、記事にまとめていたのでご紹介します。

結論から言うと、ナンバーワンに輝いたのはApple Logic Proでした。

ランキングではその後、SpectraLayers Pro、LALALと続くわけですが、最近LogicとLALALのステム分離を好んで使っていたので、自分の感覚値に近いランキングになっていて良かったです。

「RXの分離は良くないなー」と思っていたのですが、やはりこの記事でもRXは精度が低いと書かれていましたね。

というわけで、AIステム分離を使用する際は、ぜひこちらの表を参考にツールを選んでみてください。

上記ツールを何も持ってない人は、クレジット購入でステム分離が使える「LALAL」がおすすめですよ。

📰 今週の音楽ニュース

スタジオ翁独自の視点で厳選した、世界の最新音楽ニュースをお届けします。
  1. Can AI Be Funky?: AIは本当にグルーヴやファンクネスを再現できるのかを問う実験的検証。

  2. UMG–NVIDIA: Universal Music GroupとNVIDIAによるAI音楽基盤構築を見据えた戦略的協業。

  3. LANDR–Reason Studios: LANDRがReason Studiosを買収し制作から配信までの垂直統合を加速。

  4. Lurssen Mastering Course: Lurssen Masteringが公開したプロ仕様マスタリング手法の公式オンライン講座。

  5. Spotify Messages: Spotifyがリスニング中のメッセージ送信やJam招待を可能にする新機能拡張。

  6. Future music Awards 2025: Futuremusicが選出する2025年ベスト機材アワードによる年間総括。

🎧サービス・書籍のご紹介

<Splice作曲メソッド>

音楽制作に悩むすべての人におすすめです。

音楽理論や楽器の演奏からスタートする「従来の作曲法」とは異なるアプローチにより、「アイデアが浮かばない」「どこから始めればいいか分からない」といった悩みを解決。アイデアがない状態から1曲を完成させる、実践的なテクニックを身に付けます。

さまざまなジャンルの音楽をゼロから作っていく様子までご覧いただくことで、実践に即した体系的なメソッドを学び、良い音楽を量産する方法を身に付けることができます。

<プライベートレッスン>

(ちょっと忙しいので休止中です。)

作曲・ミキシング・マスタリングに関するプライベートレッスンのご案内です。

具体的なレッスン内容は、事前のメールやZoomなどでヒアリングしてから決めていくことも可能です。

まずは、お気軽にご連絡ください。

<著書>

作曲AIに関する書籍です。

アイデアの出し方から作曲、アートワーク制作に至るまで、音楽制作からリリースまでの一連の流れにAIをフル活用する方法を解説しています。購入はKindle Unlimitedで。

<Suno AI、Udio用プロンプト生成ツール>

ChatGPTで使える、プロンプト生成ツールを作りました。

使い方は簡単。自分の好きなアーティスト名を入力するだけで、そのアーティストの特徴を出力してくれます。それを、Suno AIやUdioなどのプロンプトとして入力することで、そのアーティストのテイストに近い音楽を、AI作曲ツールが生成してくれます。

プロンプト選びに悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。

<Chrome拡張>

AI時代は、MYOG(Make Your Own Gear)の時代です。

アーティストが道具を自分で作る未来を模索中。その研究成果として2つのウェブアプリを開発しました。

週刊「スタジオ翁」ニュースレター版 vol.143

2026年1月9日発行

Blog: https://studio-okina.com/